童話シリーズ 『白雪姫』

りん


昔々あるところにとてもきれいなお姫様が住んでいました。
そのお姫様には継母であるお后様がいて、お后様は毎日魔法の鏡に向かってこう聞いていました。

「鏡よ、鏡よ、鏡さん。世界で一番美しいのはだぁれ?」

鏡は答えます。

「それは魅冬様、貴女です。」

「まあ、冬樹さんありがとう。」

お后様は満足そうです。

美しい姫は成長するにしたがってどんどん綺麗になってきました。

お后様は毎日魔法の鏡に向かってこう聞きます。

「鏡よ、鏡よ、鏡さん。世界で一番美しいのはだぁれ?」

鏡は答えます。

「それは魅冬様、貴女です。」

「まあ、冬樹さんありがとう。」

お后様はとても満足そうです。

こうして何年も、何十年も時が過ぎ、お后様と魔法の鏡は幸せに暮らしましたとさ。

(おしまい)