あの場所で 

presented by 美神龍気

あれは何年前でしょうか、まだカルラがハロウィンで連載しており、コミケが晴海で開催されていた頃のことです。西館の、外から見える位置にスペースを取って参加していた永久保先生の所へ本を買いに行く際、違うジャンルのコスプレをしていた私は着替える時間が惜しかったため、先生に見られたら恥ずかしいので外からスペースを覗き、先生が留守の隙に訪ねたのです。買う本を素早く見付け、他の本を手に取ってパラパラ見ていたとき、背後から聞き覚えのある声が。振り向くと、何と永久保先生がひょっこり帰っていらしたのです! 先生はうろたえる私の姿を見るなり「何だよ〇〇〇(私の本名)何てカッコしてんだ」と爆笑され、私は本を買って逃げるようにその場を後にしたのでした。顔を覚えられているというのは嬉しいことですが、ときにこんな困ったことも起こるのであります。